理事長挨拶

  この度は、「野球医療サポート栃木(MSBP栃木)」のホームページを見て頂き、大変ありがとうございます。現在、理事長を務めております自治医大整形外科に所属している飯島裕生と申します。

MSBP栃木」の立ち上げは2013年の6月になります。それまで栃木県内で野球障害を専門的に扱う医療機関は非常に少なく、選手や保護者、指導者の皆様にとっては、野球障害の治療に関して十分な情報が得られにくい環境であったかと思います。

何とか栃木県内で野球障害の予防や治療の環境を整え、野球障害を診る医療機関、医療スタッフのネットワーク構築が出来ないかを考えて、MSBP栃木は発足しました。そして、特に、私達が力を入れているのが成長期野球選手の検診活動になります(ここで示す「成長期」とは、身長が伸びて身体が大きくなる時期を指しています)。野球障害に早く気付いて、早く対応することで重症化を防ぐことが可能となり、復帰も早くなります。

成長期は治る力も強いですが、まだ骨や筋肉、靭帯も脆弱であり、負担がかかり続けると壊れてしまいます。この成長期に出来るだけ肩や肘を壊さずに野球を続けることが、その後、野球を続けて行くためにとても大切になります。

このホームページでは野球に関わる皆様にとって有意義な情報を少しでも提供出来ればと思います。現在、栃木県高等学校野球連盟と連携して、県内での大規模な検診活動も行っております。栃木が「子どもたちが安心して野球のできる県」の全国のモデルになれるように努力を続けて行きたいと思います。

 私達もまだまだ組織として未熟な点も多く、至らない点や不手際などご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、熱い気持ちで栃木の野球を盛り上げて行ければと思います。「MSBP栃木」をどうぞ宜しくお願い致します。                           

                                                                                            特定非営利活動法人

                                       野球医療サポート栃木

                                         理事長 飯島裕生